【業界分析】業界別レポート3|木材・木製品製造業

木材・木製品製造業の業界レポートのアイキャッチ画像 業界分析

業界規模や海外需要、業種別の需要・供給の流れを分析。また、自社と業界の財務分析結果を比較することで、自社の立ち位置を把握できます。

1.業界規模

業界規模と1社あたりの売上は、おおむね減少傾向にありましたが、令和元年度は微増となっています。


2.資本金別財務分析(令和元年度)

資本金別1社あたりの収益性を見ていきます。

 ※売上高総利益率(%) =売上総利益÷ 売上高×100
 ※売上高営業利益率(%) = 営業利益÷ 売上高×100

売上高総利益率は、資本金1千万円未満と10億円以上で25%以上と高くなっています。
売上高営業利益率は、資本金1億~10億円未満で5.9%と最も高くなっています。

資本金別1社あたりの生産性を見ていきます。

 ※労働生産性(百万円)= 付加価値額 ÷ 従業員数 × 100
 ※資本生産性(百万円)= 付加価値額 ÷ 総資本 × 100

労働生産性は、おおむね資本金規模が上がるほど高くなる傾向にあります。
資本生産性は、おおむね資本金規模が上がるほど低くなる傾向にあります。

資本金別1社あたりの損益分岐点を見ていきます。

 ※限界利益率(%) = 限界利益 ÷ 売上高 ×100
 ※損益分岐点(百万円) = 固定費 ÷ 限界利益率

限界利益率は、資本金1千万円未満で28.7%と最も高くなっています。

資本金別1社あたりの安全性を見ていきます。

 ※棚卸資産回転率(回転)=売上高÷棚卸資産
 ※自己資本比率(%)= 自己資本÷ 総資本×100

棚卸回転期間は、資本金1千万円未満で16.1回転と他と比較して高くなっています。
自己資本比率は、資本金1千万円以上で40%を超えます。

3.賃金(平成30年度)

年間賃金は、合計で3,726.0千円となっています。

4.国内需要と海外需要 ※パルプ・紙・木製品製造業

平成23年と平成27年を比較すると、国内需要・海外需要とも、増加傾向にあり、特に国内需要の伸び幅が大きくなっています。

5.業種別販売先 ※パルプ・紙・木製品製造業

●業種別販売先をみると、「パルプ・紙・木製品」が最も高く、全体の21.89%となっています。
●平成23年から27年の業種別販売先の売上上昇率をみると、「電力・ガス・熱供給」や「水道」の上昇率が高くなっています。

※参考資料※
・法人企業統計年報
・賃金構造基本統計調査
・産業連関表

(当コンテンツに掲載されている情報の正確性について万全を期しておりますが、このサイトは、利用者が当コンテンツの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。)