【業界分析】業界別レポート5|印刷・同関連業

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業界規模や海外需要、業種別の需要・供給の流れを分析。また、自社と業界の財務分析結果を比較することで、自社の立ち位置を把握できます。

1.業界規模

業界規模と1社あたりの売上は、近年は減少傾向でしたが、令和元年度は増加となっています。


2.資本金別財務分析(令和元年度)

資本金別1社あたりの収益性を見ていきます。

 ※売上高総利益率(%) =売上総利益÷ 売上高×100
 ※売上高営業利益率(%) = 営業利益÷ 売上高×100

売上高総利益率は、資本金1千万円未満で53.7%と最も高くなっています。
売上高営業利益率は、資本金1億~10億円未満で2.5%と最も高くなっています。

資本金別1社あたりの生産性を見ていきます。

 ※労働生産性(百万円)= 付加価値額 ÷ 従業員数 × 100
 ※資本生産性(百万円)= 付加価値額 ÷ 総資本 × 100

労働生産性は、おおむね資本金規模が上がるほど高くなる傾向にあります。

資本生産性は、資本金1千万円未満で最も高くなっています。

資本金別1社あたりの損益分岐点を見ていきます。

 ※限界利益率(%) = 限界利益 ÷ 売上高 ×100
 ※損益分岐点(百万円) = 固定費 ÷ 限界利益率

限界利益率は、資本金1千万円未満で39.9%と最も高くなっています。

資本金別1社あたりの安全性を見ていきます。

 ※棚卸資産回転率(回転)=売上高÷棚卸資産
 ※自己資本比率(%)= 自己資本÷ 総資本×100

棚卸回転期間は、資本金1千万円未満で59.7回転と他と比較して高くなっています。
自己資本比率は、資本金1億以上で50%を超えます。

3.賃金(平成30年度)

年間賃金は、合計で4,361.7千円となっています。

4.国内需要と海外需要 ※印刷・製版・製本

平成23年と平成27年を比較すると、国内需要・海外需要とも、減少傾向にあります。

5.業種別販売先 ※印刷・製版・製本

●業種別販売先をみると、「パルプ・紙・木製品」が最も高く、全体の18.94%となっています。
●平成23年から27年の業種別販売先の売上上昇率をみると、「飼料・有機質肥料」や「農業サービス」の上昇率が高くなっています。

※参考資料※
・法人企業統計年報
・賃金構造基本統計調査
・産業連関表

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